2012.05.18

インクカートリッジ禍

先月ドイツでEPSONのプリンター&スキャナー複合機を買った。
カラーブラックのカートリッジ、USBケーブルセットで70ユーロ。
(こちらではケーブルが同梱されていませんのでご注意)

印刷する量にもよるが、あまりにもインクの減りが早いのでebay.deでチップリセッタ−を購入した。
チップリセッタ−とは、インクカートリッジ自体に組み込んであるインク残量をカウントするチップに、
電気信号を送り残量情報をリセットするための機器である。

購入したリセッタ−を使用してプリンターにセッティングした後、プリンタユーティリティーで確認すると、カートリッジ情報が”不明”と表示される。何度反復してみても使用可にはならなかった。

購入したパーツ店よりの付属文章をよく読んでみると、「インク残量が1/3か1/4までしかリセットすることが出来ません。空のカートリッジには使用できません」とあった。

どういうことかと、様々な海外サイトで情報収集してみると、どうもカートリッジ内部に「空気センサー」なるものが仕込まれており、空になったという情報をキャッチしてカートリッジを使用不可にしてしまう、メーカ側の小細工がなされている模様だった。
これが一旦作動すると、もうリセッタ−は使用できないことになる。

購入して1ヶ月でプリンター本体よりもすでに多額のインク代金を払わされていることと、この中身の見えないカートリッジに苛立ったので、本当にセンサーがあるかどうか観察してみた。

以下、画像。PCのカメラで撮影したのでボケています。

Chipsensor
カートリッジ背面のチップと、その裏面にこっそり配置してあった、インクと直接接触するセンサー

Back
センサーへのインク供給通路

研究室にある古いHPのプリンタは印字がかすれるまで使えるのに。
ちなみにプリンタによって”空”と判断されたカートリッジの内部からは充分なインキが流れ出て参りました。

こういうものは、消費者による購入前の選択の余地が無いのが悔しい。

追記:正規品のカートリッジは、ドライバーの残量表示が半分以上あっても、リセッターを使用するとその時点で「使用不可」になりました。ご注意を!
ただ、コンパチブルなカートリッジ(サードパーティーの廉価版)にリセッタを使用したところ、問題なく使用できるようです。

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不在通知

DPDという運送会社による配送不在通知がポストに投函されていました。
よく分からないのでこれまた秘書さんに伺ってみると、近所の人に預けて帰っているとのこと。

運送会社の人が、預けた方の名字を聞き間違えて不在票に記入しているので、
同じアパートの住人名から探すのに一苦労しました。

今回に限らないのですが、”K”と”C”、”V”と”W”、”B”と”W”、”J”と”Y”の間違いをしょっちゅう見ます。

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2012.05.14

Wisdom teeth

奥さんがドイツで親知らずを抜いた。しかも下の歯2本一気に。
病院へ全て付き添ったので、顛末をメモします。

かねてより親知らずに炎症があったらしく、最近少し痛むからと、飛び込みで近所のZahnarzt(歯医者)へ行くものの、当院では処置できないとのことで紹介状を貰い、もっと上級の歯科医院へ廻された。

連絡先を参照し、奥さんが自分で電話を掛けて、英語で予約を取る。
紹介先のお医者さんは肩書きが"Prof. Dr. Dr."という豪華な物で、どんな人物かとの想像とは異なり、本人はガッハッハ!という筋肉隆々のおじさんだった。
初日はドキドキして伺ったものの、様子だけを観察後次回以降の治療について英語で説明を受ける。
「親知らず歯茎完全埋没型だけど、自分はこの抜歯に自身があるので、痛みを感じない間の15分間に2本とも終わらせる自信があるっ!」と鼻息荒く説明された。
この日はこれで終わり。

次回伺うと、簡単な処置室にてまず2カ所麻酔を打たれて一旦、待合室へ戻される。
感覚が痺れてきた10分後、TVでよく見る無影灯が設備された手術室に通される。
自分は部屋の隅に置かれた椅子で一部始終観察させて貰ったが、自分もドイツで抜歯すれば良かったと後悔するほど、作業がはやい!!うまい!!自分はかつて埋没親知らず一本に1時間以上馬乗りになられて失神しそうになった経験があるので、このテクニックは正直羨ましかった。
確かに少し高価でも、紹介状まで貰ってくる甲斐があると思った。

この日は麻酔が切れた後の痛み止めの処方箋を貰って帰った。近所のアポテケ(薬局)で処方箋を差し出し、イブプロフェン(ドイツ名: Ibu) 600mgを購入した。
後は抜糸のために再度伺う必要がある。

ちなみに我々の健康保険はPrivat(プライベート;私的)なので、毎度医療機関の受付において保険のカバーできる範囲を相互に確認してから受診する必要があります。

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カード型ビザ

ドイツの居住ビザが前回来たときと変わっていた。
前回はパスポートにべったりシールを貼り付けられたものが、
制度が変更になり、キャッシュカードサイズのカード式になる模様。

ビザ発給は既に済ませたが、もう一度外人局へカードの受領のために足を運ばねばならない。

以前もそうだったが、今回も大学関係者ということで発行料百数十ユーロは免除。

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2012.04.17

実験の準備の準備で

MS培地が固まらない!なんでや!とアホみたいに超初歩的なことで悩んで、結局MS自体を入れ忘れていたことに気付いた。
原因は研究室内の試薬の場所や、ストックの仕方が変わっていたこと。

ジェランガム = ゲランガム = Phytagelは2価金属が無いとゲルを形成することが出来ません。
ちょうどペクチン(フルーチェ)がカルシウム(牛乳)によって架橋されてゼリーっぽくなるように・・・
そういうことで、MSを入れ忘れていたら固まる訳無いですよね・・・(汗

すぐに気付いて良かった。学生に尋ねていたら恥ずかしいことに・・・

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2012.04.16

関税再び

研究に必要な機材をアメリカから購入。
ドイツに到着後主要空港でストップ、メールでUPSより通知が来た。
「関税番号(EORI-number)と委任状を送れ。」

昨年より、EUにおいてEORIという番号が企業や団体に割り振られており、今回は宛先を大学名にしたために、
大学による輸入と見なされてしまった模様。
研究室の秘書さんを通して方々へ連絡して貰い、個人的な物品なので自分で関税を支払うということで決着。

UPSの配達員のおじさんに手数料+関税を支払い無事に手元に。

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2012.04.01

2012年4月より

2012年4月からまたドイツへ戻ってきました。
2011年は日本で仕事をしていましたが、初めての(?)社会人経験で得るモノは大きかったです。

再びドイツで生物学の研究を行うことになり、普段の生活でのコツや経験を綴っていきたいと思います。

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2010.08.20

和洋

久しぶりの夢日記。

部屋が二つある。和式と洋式。
どちらの部屋にも自分の頭の中から散らかされた過去の記憶や、イメージがゴミ置き場のように山盛りになっている。

ああこれはもう一生懸命引かなくなってしまったピアノの切れっ端だ。
おお、これは今となっては無くしてしまったキラキラ輝く知性のかけらだ。
昔に行った事のある旅行先の懐かしい風景も混じっているぞ。

などと懐かしくも自分の頭の中身を色々と漁ってみる。

さて、部屋を整頓しないといけないことに気付いた。

和式の部屋には淡い色合いの大風呂敷があり、すかさず’大風呂敷を拡げて’ゴミを包み隠すことにした。
ゴミの中から先の尖ったものが突き出していない限り、風呂敷にくるんでしまえば畳の部屋は一通り綺麗に見えた。

さて、洋式の部屋はというと、、、重厚な紫檀の書棚がぎっしりと壁に据え付けてありA-Zのインデックスが予め記されている。
このゴミの山を整理整頓して収めていくのか、と思いゾッとする。しかし什物は然るべき場所にあってこそ、洋部屋が美しくなることを理解している。

おお、これはナルホド和洋の精神構造の違いそのものだぞ!とヒザを叩いた瞬間目が覚めた。
唯物論的世界にどっぷりしている生活への無意識からの警鐘かもしれない。

いや、単に現在の住居が100年モノのドイツ式アパートだから和式家屋が懐かしいのかな?

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2010.07.28

Bad

Bad といっても英語で「悪い」という単語ではありません。
ドイツ語ではお風呂を意味します。(バートと読みます)
また、Badという単語が付く地名がドイツに多く見かけられますが、これは水と空気が綺麗な場所、という意味を含む事が多いそうです。

さて、ドイツの都市には非常に多くの市営プールが存在します。
これらのプールも全てBadと呼びます。地名+Badがそのままプールの名前を成す事が殆どです。
冬季に開館する屋内Badと、夏期のみ営業の屋外Badがあり、夏期は特に日光浴を楽しみにしているドイツ人にとってBadは重要な施設となります。
屋外のものは大抵広々とした芝生があり、泳ぐ以外にも寝そべってリラックスできるスペースが用意されています。売店なども完備されており、オヤツからビールまで揃います。

私の所属する研究所から徒歩で5分の場所にもBadがあります。
実験系とはいえ、ほぼ一日中イスに腰掛けて行う仕事の性質上、心身ともに気分転換を図る必要があります。
特に、この夏は研究室内が35度を越す日もあり、コーヒーを飲む気にもなれないので近所のBadへと出掛けました。

Bad_2

私が通うBadは一回3ユーロです。
入場後、日本のプールのように更衣室があって、シャワーがあって、、、というプロセスは一切なく、水着を着用してBadへ赴き入場門をくぐれば、芝生を駆けてそのまま飛び込む事も可能な程自由に溢れています。
(勿論ですが利用者はしっかり入水前にシャワーを浴びていました。)
また、帽子着用義務もないし、飛び込み放題だし、腕時計付けていても文句なし。あくまで個人の責任を重んじるのがこちらの社会なのでしょう。

さて、入場後はのんびりと過ごすのが一番です。
芝生に寝転がって、暑くなったらプールで泳いで、雲を眺めて、本を読んで、再び泳いで、冷たいビールを飲んで(飲んだら泳がない。死ぬかと思った)。

研究所を出る時に1時間泳いだら帰ろう。と心に決めて、十分のんびりしたから帰ろうかな、と時計を見てみるとまだ30分程しか経過してなく、如何に普段忙しく時間を過ごしてしまっているのか思い知らされました。

そういうわけですっかり気に行ってしまい、この夏はしょっちゅうBadを利用しています。
たまに利用者が少なくて広大なプールと芝生が貸し切り状態の時があります。
そういう時には、もう一生プール付きの家なんて購入しなくても良いからBadが近所にあるドイツの街ににずっと住みたいなぁ、と子供じみたことを考えながら、プールサイドの芝生でボーっとしています。

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2010.04.12

税関について

ドイツ税関は厳しい事で有名らしいです。
テレビ番組では、税関職員が如何に敏腕で国の為に日々働いているか、という番組まであります。(特番ではないのがもっとオドロキ)

外務省海外安全情報のHPで、ドイツフランクフルト空港の税関職員が厳しすぎるから気を付けて、というのが載っていました。
使用済みのノートPCですら課税対象としてがっぽりもっていかれる、とのことです。

僕がドイツに到着した際は、そのことを知っていたので出来るだけ観光団体みたいなの後に付いていきました。
しかし期待外れで、申告エリアに職員の一人も見当たらなく拍子抜けしました。
なにせ2人で背負っているカバンには、ノートPC3台、ビデオカメラ、新品1.5GHDD他など行商と見られても絶対に言い逃れできない程、ハイテクの国から来ました!を丸出しでした。

さて、程なくして、それよりも日本から別便で送ったでっかい荷物が税関で引っかかっているという通知が郵送されてきました。
実は中には新品中古含めて、20kg分の書籍が収められており、
研究室のボスからは、相当支払い要求が来るから覚悟しておけよ、と脅かされていました。

しかしその当日、税関の建物が市街中心から相当遠い、という理由で定年退職した教授が久しぶりに研究所に来るついでに取りに行ってくれる、とのことになりました。
そうして重たい荷物を持って来てくれた老教授に尋ねると、課金なし。とのこと。
教授は、日本からの研究者が自分の為に書籍を持ってきた、と現地で(ドイツ語で)説明してくれたところあっさり無課税にされたそうです。
これは、取りに行ってくれたのがドイツの教授だったこともあると思います。それにしてもドイツの教授って凄いですよ。またこれについては書きます。

恐らく僕が一人で行ったら、まず言葉が出来ないのでNGだったでしょう。
ドイツへ届く荷物の税関チェックはかなりの率で耳にし、税関職員はしっかり任務を遂行していると見えるので、invoice等は気をつけようと思いました。

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